フラスコの中に漂う

何だろうと覗き込む力を

完璧という事について

わたしはしばしば、"わたしじゃダメなんだ"と思うことがあります。

しかし、よくよく考えてみると、人間誰しもがダメな部分があるわけで、別に自分だけがダメな訳ではないです。そんな事を言ったらみんなダメなんです。故にそんな事を考える必要は全く無い。人間を人間たらしめているのは、その"完璧じゃ無さ"だと思うのです。人間である限り、いや、この世に生を受けるものである限り、完璧だというのはまずあり得ないと思ってよい。

 

ところで他人に対して不満を抱く人々は、この事をさっぱり理解していないように思うのです。何か不満を指摘している貴方は、貴方自身は、それではその不満を持った人がやった事を同じレベル、もしくはそれ以上に果たして出来るのか?できる人もまあいるでしょうが、他人に不満を持つ人ほど自分では出来ない事を他人に要求しがちに思います。自分が完璧じゃ無いのに、他人に完璧さを求めるなんて変な話だ、とわたしは思います。自分にできない事を他人に求めるのは、どんな傲慢さを持ってそんな事が出来るのだろうと思うのです。単純に、完璧じゃ無い者同士、補っていけばよいだけのお話だと思うのです。そうしたらもっと世の中は良くなると思うのです。これはあくまでわたしの考えですけども。

 

まあきっとこんな事を曰うわたしも、他人に無理難題をして欲しいと思う事もありましょう。それは否定できません。わたし自身も完璧ではありませんから、そういう心持ちの時もありましょう。大変失礼しました。かしこ。